ネコ好きさんだったら、やっぱり子どもにもネコ好きになってほしいですよね。
大人も一緒に楽しめる、ネコが登場する筆者がお気に入りのおすすめ絵本を5つ紹介します。
1.「ねこは るすばん」/著:町田尚子
・絵本紹介
「ねこがおとなしく、るすばんしてるとおもうなよ」・・・。と、にんげんが知らないネコの世界が描かれています。
・おすすめポイント
独特な絵の具のタッチでネコの世界が描かれており、思わず絵に見入ってしまいます。また、にんげんが留守にしている間に起こっているネコの世界がリアルでくすっと笑えます。自分もネコを飼っていると、「留守中のネコって何をしているのかな」と気になるものですが、その妄想を膨らませてくれる楽しい絵本です。
対象年齢は4~5歳からとなっていますが、我が家は娘が3歳の時に購入し、一緒に読んでいました。何より読んでいて大人が楽しい!
・同じ著者でおすすめの絵本
「ネコヅメのよる」(岩崎書店)・・・こちらもネコを描いたお話です。
2.「ねこのずかん」作:大森裕子 監修:今泉忠明
・絵本紹介
ネコの種類や生態、「ネコ語」「ネコと仲良くなるには?」など、ネコの生態が、絵本になって子どもと一緒に読めるやさしい図鑑です。
・おすすめポイント
タイトルは「ねこのずかん」だけど、図鑑よりも気楽に楽しく読める絵本です。いろんな種類のネコの仕草が描かれているページには、思わず「するする」とうなずきながら読んでしまいます。
・同じ著者でおすすめの本
「パンのずかん」「おかしのずかん」(白泉社)・・・ずかんシリーズをいろいろ出されています。
3.「にゃんにゃん」/せなけいこ
・絵本紹介
貼り絵で表現さえているこねこたちと女の子が触れ合うお話です。
・おすすめポイント
貼り絵独特の柔らかさが物語りと合わさって、優しい絵本です。
「にゃんにゃん」の言葉がたくさん出てくるので、1歳前から読みやすいと思います。
・同じ著者でおすすめの本
「いやだいやだ」「ねないこだれだ」・・・貼り絵で表現された絵本が多数あります。
4.「あばれねこ」/キューライス
・絵本紹介
オノマトペがたくさん使われた、リズムが楽しい絵本です。
・おすすめポイント
何とも言えないネコの表情と楽しいオノマトペのリズムが軽快で、子どもと一緒に大人もとても読みやすい本です。
ネコの持つ、まぬけさやひょうきんさを表し、ネコへの愛おしさを感じます。
・同じ著者でおすすめの本
「ながいながいねこのおかあさん」「せいかいいちれいぎただしいかいじゅうボンバルボン」・・・動物を出てくる、独特な世界観の絵本がたくさんあります。
5.「なまえのないねこ」/作:竹下文子、絵:町田尚子
・絵本紹介
愛猫家の作家と画家による、ネコへの愛に溢れた絵本です。
・おすすめポイント
いろんなネコと出会いながら、「名前」を求めて彷徨うネコ。そして、本当にほしかったものを見つけていくネコ。ひとりぼっちだったネコが、優しさに触れる温かさを感じられる絵本です。
・同じ著者でおすすめの本
「せんろはつづく」などのりものシリーズがたくさんあります。そのほか、たくさんの本の作をされています。
子どもも大人もわくわくするネコの絵本
ネコが出てくる絵本はたくさんありますが、ネコの絵本を通して、よりネコのことを知ってネコを愛しく感じたり、「そうそう、ネコのこんな仕草が好き」とくすっと笑える。それがネコの絵本の魅力だと思います。そして、身近にいる動物だからこそ、実際に触れ合える小さな命と向き合う大切さも、子どもが感じてくれるのではないでしょうか。
ぜひ、お気に入りのネコの絵本を見つけてみてください。